なかなか良くならない痛みやつらさがある。でも、どこの病院に通ってもはっきりとした病名がわからず、症状も改善しない・・・このような経験がある方も多いのではないでしょうか。

漢方医学が西洋医学と違う大きな点は、「くずれている体のバランスを正しい状態に近づける」、そして「つらい症状を無くしていく」ことを目的としているところです。
従って、西洋医学では病気としてとらえにくい不定愁訴(風邪をひきやすい、疲れやすいなどの症状)や、虚弱体質、冷え症などの体質改善に漢方治療は向いています。また実際の風邪の治療や予防、生理不順、生理痛などの女性特有の機能障害にも漢方は大変有用です。ひとつの症状を目標に治療を行ったところ、まったく関係無いほかの症状まで一緒に良くなった、ということもしばしば経験します(葛根湯が肩こりに効く事があるのをご存知ですか?)。 また、漢方治療は長くかかるものだと思っている方が少なくありません。確かに体質改善などを目標とする場合、長く服用していただくことがあります。しかしたとえば足のつりなどに対して芍薬甘草湯を内服した場合、おおむね5分以内に症状の改善が見られます。
漢方だからといって必ずしも治療に長くかかるわけではないのです。

しかし、当然ながら漢方が万能というわけではありません。
他の西洋薬と比較して、重篤な副作用を起こすものは極めて少ないと考えられていますが、皆無というわけではありません。異常を感じたらばひとまず服用を止めて連絡していただきます。また、疾患によっては西洋薬の方が良い適応となる事もあります。

当院(安田内科クリニック)では患者さんの病態、症状、状態などを見極めつつ、西洋薬と漢方薬を必要に応じて使い分けています。

上記のような症状でお悩みの方、お気軽に御来院下さい。
安田内科クリニック
埼玉県さいたま市浦和区高砂2-2-20 Kビル2F
TEL 048-835-2188